暗号資産、ビットコインというとDMMビットコインがよく出てきますね。ローラがCMに登場しているので覚えている方もいらっしゃるでしょう。
DMM Bitcoin には取引所がありませんが、このカテゴリーに書くことにします。
DMMビットコインでは、販売所での取引最小単位は0.0001 BTC以上です。取引所はありません。
小額から購入できます。
1BTC=600万円なら、0.0001BTCは600円です。
DMM Bitcoin の公式サイトです。
DMM Bitcoinについて
28種類の暗号資産を取り扱い、取引は販売所だけです。レバレッジ取引ができる暗号資産交換所です。
運営会社:株式会社 DMM Bitcoin
所在地:〒103-6010
東京都中央区日本橋2-7-1東京日本橋タワー10階
設立:2016年11月7日
資本金:28億7000万円
自己資本規制比率:305.9%(令和5年12月末)
暗号資産交換業 関東 第00010号
第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3189号
主要株主は株式会社DMM FX ホールディングスです。
販売所取引であるためか、取引高は開示されていないようです。
「販売所」は暗号資産をDMMビットコインから購入したり、または保有している暗号資産をDMMビットコインに売却するサービスのことです。
売買の相手はDMMビットコインです。
取り扱い暗号資産は28種類。
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ニッポンアイドルトークン(NIDT)、カルダノ(ADA)、アルゴランド(ALGO)、エイプコイン(APE)、コスモス(ATOM)、アバランチ(AVAX)、アクシーインフィニティ(AXS)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、チリーズ(CHZ)、ドージコイン(DOGE)、ポルカドット(DOT)、エンジンコイン(ENJ)、イーサクラシック(ETC)、FCRコイン(FCR)、フレア(FLR)、ヘデラハッシュグラフ(HBAR)、アイオーエスティー(IOST)、チェーンリンク(LINK)、ポリゴン(MATIC)、メイカー(MKR)、モナコイン(MONA)、オアシス(OAS)、オーエムジー(OMG)、クアンタム(QTUM)、サンドボックス(SAND)、シバイヌ(SHIB)、ソラナ(SOL)、トロン(TRX)、ネム(XEM)、ステラルーメン(XLM)、テゾス(XTZ)、シンボル(XYM)、ジパングコイン(ZGP)
DMMビットコインの特徴は、現物取引とレバレッジ取引があることです。
暗号資産のレバレッジ取引とは、証拠金を口座に預け入れ、それを担保にすることで証拠金の何倍もの金額を取引できる仕組みのことです。
何倍ものと言っても、日本国内では最大2倍までと決められていますので、10万円の証拠金なら最大で20万円の取引ができる仕組みのことです。
2020年の資金決済法改正で最大4倍が2倍に低減してからは、多くの取引所がレバレッジ取引をやめているので、レバレッジ取引ができるのはDMMビットコインやビットフライヤーなどに限られています。
レバレッジ取引のメリットの一つは、「買い」だけでなく「売り」から入ることができることです。
上昇トレンドだけでなく下降トレンドでも利益を得ることができるのが一番大きいかもしれません。
ロスカットについて
レバレッジ取引において保有しているポジションが一定の水準以上に損失を被った場合、損失の拡大を防ぐため、保有しているポジションを強制的に決済することをロスカットと言います。
ロスカットが発動しないままだと、相場の状況によっては大きな損失を被るばかりでなく、預託された証拠金すべてを没収されたり、場合によっては追加の損金を支払わなくてはならなくなります。
DMMビットコインでは、証拠金維持率が50%以下になった場合にロスカットルールが発動し、全ての未約定注文(現物取引における注文を含みます。)が取消され、保有する全ての暗号資産が売却され、さらに全ての未決済ポジションを強制的に決済(ロスカット)されてしまいます。
レバレッジでポジションを保有しているものだけではなく、保有するすべての暗号資産も売却される点にご注意!
公式サイトでは次のように説明しています。
名目上はユーザーを守るためではありますが、実質上はDMM側が損をしないためでもあります。
DMMに限らずレバレッジ取引は証拠金維持率の違いこそあれ、内容はほかの取引所でもほぼ同じです。
ロスカットは影響がきわめて大きいので、このことはよく念頭に置いてください。
私としては、暗号資産のようなボラティリティ(価格変動率)が大きいものは、レバレッジ取引のリスクが非常に大きいので、株やFXなどでのレバレッジ取引に長けた方以外は利用しないことだと思っています。
とすれば、素人のおすすめのやり方は、上昇トレンドにあるビットコインを買いましていくことです。
レバレッジ取引には他にも、保有している現物の暗号資産を証拠金にして、他の暗号資産へ投資する方法がありますが、そのような取引に長けている方以外は近寄らないことが良いと思います。
DMMビットコインには販売所しかない
DMMビットコインには販売所しかありません。
販売所とはいわゆる「成行注文」をする場所です。販売所での現物取引の手数料は無料となっています。
よくみると現物取引には、ストリーミング注文、指値注文、逆指値注文、OCO、BitMatch注文、成行注文と書かれていますが、これらの詳しい説明は別サイトに書かれています。はっきり言ってよくわかりません。
同上のサイトには次のようにも書かれています。
『暗号資産交換業者での売買では「販売所方式」と「取引所方式」があります。販売所方式では取引相手は暗号資産交換業者となります。例えばDMM Bitcoinが提示した価格で売買するのが販売所方式です。一方で、売買の取引相手が他の顧客で、価格が顧客同士の需給によって決定するのが取引所方式です。取引所方式では注文量が表示される「板」を使って取引が行われます。なお、DMM Bitcoinでは販売所方式のサービスを提供しています。』
やはり取引所はないのですね。
販売所なのにストリーミング注文、指値注文、逆指値注文、OCO、BitMatch注文などができるのは、すべてソフト(ツール)的に対応しているということなのでしょう。
内容的には便利な面もあります。OCO取引は、仮に1BTC=500万円でビットコインを買って、510万円まで上昇したら利益を確定しようと思っていたとして、万一流れが反転した際には、1BTC=490万円で損切りしようと考えていたとします。
この場合、OCO注文を用いて、「510万円まで上昇したら売る」という指値とともに、「490万円まで下落したら売る」という逆指値を入れておくことができる方法です。
デイトレード的なやり方ですね。
ツールが豊富
DMMビットコインの魅力はツールが豊富でいろいろな取引方法があることです。
例えばオリジナルの注文方法「BitMatch注文」は、有効期限内にミッド(仲値)価格での取引が成立した場合は、スプレッドがなく、取引所のように割安な手数料で取引ができるが、有効期限を超えてしまったときはミッド(仲値)価格での取引は自動的に解除され、代わりに通常の販売所のスプレッドで成行注文が成立するといった取引です。
これはツールを利用しなければできるものではありません。
このようなツールが豊富にあるのがDMMビットコインで、取引は販売所(DMMが持っている暗号資産を売買する)しかないのに、レバレッジ取引も含めて取引方法が多彩であることが魅力かもしれません。
ただ、初めて暗号資産を買ってみようかという方向けではありません。
DMM Bitcoin 口座開設方法
1.メールアドレスの登録
「口座開設」ボタンを押しメールアドレスを登録します。
2.登録のメールアドレスに確認メールが届きます。
メールに記載されているリンク先をクリックします。
3.基本情報の入力
口座開設フォームにてパスワードを入力後、契約締結前交付書面等の内容を確認し、必要事項を入力します。
4.本人確認
「スマホでスピード本人確認」、「本人確認書類アップロード」のいずれかの方法で本人確認を行います。
マイナンバー確認書類の提出とSMS認証を行います。
5.口座開設審査
必要事項の登録、本人確認書類を送付すると、DMM Bitcoinにて口座開設審査を行います。
口座開設手続き完了後は、「スマホでスピード本人確認」による手続きの場合は、登録メールアドレス宛に審査結果の連絡がきます。
「本人確認書類アップロード」による手続きの場合は、登録した住所へ本人宛に郵便物が届きます。
6.口座開設完了 取引開始
日本円又は暗号資産(仮想通貨)を入金(送付)することで取引が開始できます。
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